フレンチブレンド – それは主観押し付けとの決別

ブレンド紹介を続けます。第二弾はフレンチブレンドです。
名前のとおり、焙煎度がフレンチローストのブレンドコーヒー豆です。
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【目指したもの】

ラインナップにフレンチローストは他にありませんので、フレンチローストの味を一手に背負うものとして、際立った苦味とボディが楽しめるコーヒーを目指しています。
マンデリン、コロンビアと極深煎りにも耐える豆を多く配合しています。
ホットはもちろん、アイスコーヒーコーヒーゼリーコーヒーウオッカ、カフェオレなどにも便利に使える一品です。

コーヒー豆: フレンチブレンド

焙煎したてはまだそんなにテカってません。時間がたつとオイルが出てテカってきます。

【こめられた思い】

まだコーヒー豆を買う側だったころ、初めて通うようになった自家焙煎店は、横浜にあるオーダー焙煎の店でした。
自分で豆と焙煎度を選んで店のかたに伝えると、それから焙煎して15分後ぐらいには渡してもらえる形です。

そのお店で、いつもオーダーしていたのはマンデリンのフレンチローストでした。
豆も焙煎度も選択肢は他にもあるのに、いつも「マンデリンをフレンチローストで!」のワンパターン。
お店の人に「マンデリンフレンチ」とか、略して「マンフレ」とか、あだ名をつけられていたんじゃないかと思うぐらいです ^^;

それぐらい「マンデリンはフレンチローストに限る!」という強い主観があったわけです。当然、自分の店でもそれを商品にしようと考えてました。
でも、うちの店のスタイルをいろいろ考えた結果、自分の主観を押し付けるより客観的な品揃えをすべきという結論にいきつきました。

最近の自家焙煎のカフェみたいに、自店で焙煎した豆を自店で淹れるのが主で「豆も売ってあげますよ」的なスタイルなら好きにやればいいと思います。
でも、焙煎屋はそれじゃいかんと思いました。

そして、マンデリンはより幅広いかたに楽しんでもらえるようフルシティローストとなりました。
空いたフレンチローストの枠はブレンドで埋めることにしました。それがフレンチブレンドです。

そんなわけで、このコーヒー豆には「主観にとらわれすぎず、お客様が選び良い品揃えを」との思いが込められていますので、可愛がってあげてください。
よろしくお願いします ^_^

コーヒーセッション(ハンドドリップ抽出編) 3月開催のご案内

3月の「コーヒーセッション (ハンドドリップ抽出編)」の開催日程をお知らせします。

日にち: 3/22(火)

時間: 10時-11時,14時-15時の1日2回開催です。

既にセッションのページから申し込み可能となっていますので、よろしくお願いします。

イベントのお知らせはニュースレターでもお知らせしています。よろしければコチラからご登録ください。

ハンドドリップ

ハンドドリップで実際に淹れていただく内容になっています。

初心忘るべからずのフルシティブレンド

当店で提供している単一生産国のコーヒー豆はひとつについて、WEBサイト用、店頭POP用、Yahooショッピング用の3つの商品紹介を作っています。

でも、ブレンドのコーヒー豆については、かなりはしょり気味でした。

焙煎屋のオリジナル色の強いブレンドこそ、本来ちゃんと書くべきだと思い直し、これから3種類のブレンドコーヒー豆について順に書いていくことにします。興味ありましたらお目通しいただけると嬉しいです (^^)

最初は当店のコーヒー豆のメインとなっているフルシティブレンドからです。

コーヒー豆: フルシティブレンド

【目指したもの】

このブレンドは名前のとおりフルシティローストの焙煎度のブレンドです。

産地などによる風味の違いより先に、焙煎度による味の違いがあることをお伝えしたいと思い、「これがフルシティだ」というボディ&苦味&甘味の三重奏を感じれるブレンドを作るというのが基本方針です。
その基本方針にプラスアルファとして多少の個性を加えることを目指しています。

また、このブレンドは定番中の定番になるだろう (^^) と期待し、年間を通じて安定して作れる配合にしようと考えました。
その結果、ブラジル、コロンビア、エチオピアという、仕入れやすい豆を使うことにしました。特にベースで使っているコロンビアは、収穫期が複数(通常は年1回)あって安定感があります。

【こめられた想い】

安定感のあるコロンビアですが、ベースにするデメリットもあります。
コロンビアのコーヒー豆には輸出規格があるのですが、これは粒の大きさだけで判定されいて、不良豆が混ざっているかどうかは全く関係ありません。実際に標準的なコロンビアでは不良豆や異物を取り除くのにかなり手間がかかります。
コロンビアにも農園特定の高品質なものはありますが、えてして高価であり、提供価格があがってしまいます。
当店のコーヒーは近隣のかたが普段飲みしていただけるぐらいの価格で提供したいと考えていますので、極力材料費を抑えて、自分が手間をかけることでエリジブルコーヒー(※)を作っていくことにしました。

(※ エリジブルコーヒーとは飲んだかたに美味しく思っていただける資格のあるコーヒーを当店が勝手に呼称しているものです。詳細についてはコチラを参照ください。)

今後焙煎量が増えて時間が不足してきても「一手間かけて良い物を作って、お手頃に提供する」ということは続けていきたいと思っています。そんな初心を忘れないように、このブレンドをずっと作っていこうと思っています。

【余談】

このブレンドで使っているコーヒー豆はコロンビア(Colombia)、モカ(Mocha)、ブラジル(Brazil)で、Coffee meets Bagels のイニシャル CMB と一致しています。CmBブレンドという名称も考えたのですが、某大手さんで既に使っている名称だったこともあり、やめました。でも、当店を代表するブレンドにぴったりな CMB の組み合わせは出来るだけ変えずにいきたいと思っています。

【周辺スポット情報 16】済州島キムチ 山下商店

いつ以来かわからないぐらいに久しぶりの、周辺スポットシリーズです。

昨日 Facebook に「この先が済州島キムチ 山下商店さんです」などと投稿した本人が利用したこともないのはどうかと思い、翌朝に行ってきました ^^;

界隈の飲食店御用達の有名店で、うちの店のお客様からも何度か勧めていただいたことがあります。
過去に白菜キムチをいただこうと伺ったのですが、最低1Kgからというのが我が家には多すぎて断念したことがあります。
でも、白菜以外なら、500gや250gから買えるものもあるので、今回はそれにしようと再訪しました。

三ノ宮駅から高架沿いにひたすら東へ進み、生田川にかかる橋をこえたところにお店があります。
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朝早い時間でしたので、まだお店の前はこんな感じでした。
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白菜以外にも、カブ、イカ、チャンジャ、スルメなど豊富に揃ってます。
一応、陳列した商品も撮らせていただきましたが、ピンボケでわかりにくいですね ^^;
商品の詳細は公式サイトを参照ください。
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今回は500gで買えるイカキムチにしました。
500gでも結構多いのですが、冷蔵で1ヶ月もつそうです。
この甘辛い一品のお相手は、コーヒー&ベーグルではさすがに無理がありそうなので、お酒orご飯とともにちょっとずついただこうと思います。
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周辺お立ち寄りスポットに追加しました。

コーヒー豆「インドネシア ドロサングル」提供開始のお知らせ

本日からコーヒー豆 「インドネシア ドロサングル」を提供開始します。
焙煎度はフルシティローストです。インドネシア リントンニフタとの入替えになります。

ご購入量 価格
100g 520円
200g 1,000円 (100gあたり500円)
500g 2,400円 (100gあたり480円)

リントンニフタと同じくトバ湖周辺に位置する産地のコーヒーです。
どうぞ、よろしくお願いします。

スマトラ島 トバ湖

コーヒー豆: インドネシア (マンデリン) ドロサングル 14/15

【基本情報】
エリア スマトラ島北部 ドロサングル地区
標高 1,400m
生産者 農協組織, 小農家
収穫時期 2014年10月~2015年3月
加工方式 ウェットハル(スマトラ式)
品種 アテン
認証

「マンデリン」とはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。
そのためマンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小規模農家からの集約によるバラツキが発生し品質管理が難しくなっています。
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このコーヒ豆は優良産地と知られるドロサングル地区の中でもサラブレッド的なエリアから収穫された大粒のアテン種のみを厳選して使用しています。
サイズで選別した後に重さで選別され、軽い豆は除かれて中身がギュッとつまった豆だけが残ります。これが、飲んだ時のしっかりしたボディにつながると言われています。
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50 miles

今日はコーヒーでもベーグルでもなくランニングについてです。

自分は昔から走ることが好きで、以前はマラソン大会にもよく出てました。月に300Kmぐらい走ってた時期もあります。

でも Coffee meets Bagels を始めた時に火曜日だけを定休日としたので、火曜日以外に開催される大会には出れなくなりました。
2014年の加古川マラソン(毎年12月23日開催)がたまたま火曜日だったので、千載一遇のチャンスとばかりにエントリしたのですが、30Km地点で人生初のリタイアをしてしまいました。週に1,2回しか走れてなかったので、明らかにトレーニング不足でした。

それ以降、大会参加はあきらめ、ランナー募集の抽選にも応募せず、のんびり神戸の街をジョギングしてます。
ただ、なにかしら目標が無いとダラダラしてしまうので、今月から目標をたててみました。それが月間50マイル走ることです。

50マイルというと約80kmです。
月100kmと思ったのですが、週一の休みで、それ以外は早朝から夜まで仕事となると、なかなかに困難です。
無理に100km走ろうとすると他のところにいろいろ歪が出てきます。
ほどよい頑張りで達成できそうなのが月間70km,80kmといったところですが、いまいちキリがよくありません。
そこで、距離の単位をkmからmileに変えて、50マイルを月間目標にしたら、なんとなくしっくりきました。
50 miles

フルマラソンに出る気なら全然足りないですが、健康的に走るにはこれぐらいがちょうど良さそうに思います。
また、週2回走れるなら1回あたり10kmほど走れば到達できる計算です。「今日は長い距離走るから事前にカロリーを多くとっておかんと」なんていう、本来不要なカロリー摂取をやらなくてすみます。TABLE FOR TWO に賛同している身としては、やってることに矛盾が無くていいように思えました。

なぜ、こんな個人的な目標設定を書いたかというと、走ることをあきらめてしまうかたが周りにいらっしゃるからです。
ランナーだった人が、これからの人生、仕事など他のことにリソースを集めようとしたら、当然最初に削られるのはランニングでしょう。
でも、せっかく今まで走ってきたんだから、ぼちぼちでも走り続けませんか?

「自分がいくら走っても、大会で自己ベストを更新しても、何も世のためにはならない。」

直接的にはたしかにそうかもしれません。
でも、世の中のために何かやりたいと思うのなら、それを長く続けるために健康でいないとダメですよね?
その持続性に貢献するランニングなら、間接的には世のためになるのではないですか?

とりあえず、月間50マイル。よろしければ一緒に ^_^

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マンデリン (Mandheling)

既にお知らせしておりますが、マンデリン リントンニフタが終了間近となっており、後継はドロサングルという別の地区のマンデリンに入れ替える予定です。

マンデリンはとても人気のあるコーヒー豆で、当店においても例外ではありません。指名買いされるかたも多いです。
でも、マンデリンの名が独り歩きし、どういうコーヒーなのか知られていないといこともあるようですので、今回はマンデリンについて書いてみます。

【マンデリンとは】

コーヒーの銘柄は自由に名乗っていいものでは無く、国内では全日本コーヒー公正取引協議会というところが規定しています。
その規定によると、マンデリンは「インドネシア・スマトラ島でとれるアラビカコーヒー豆」(コーヒー検定教本より引用)となっています。

ただし、実際には、現状流通しているマンデリンと呼ばれるコーヒー豆はさらに範囲が特定されています。

産地についてはスマトラ島全体というよりスマトラ島北部の一部地域で作られています。また、アラビカコーヒー豆ならどれでもというわけではなく、スマトラ式(Wet-hulled)と呼ばれる、独特の加工方法によって果実から生豆に加工されたものです。
インドネシアでは水洗式(Washed)のコーヒー豆や、コピルアックで有名な動物を利用した加工なども採用されていますが、これらはアラビカ種のコーヒー豆であっても通常マンデリンとは呼ばれていません。
後述するマンデリンの香味特徴もスマトラ式の影響であると言われています。

したがって、現状のマンデリンは以下にあてはまるコーヒーと言えると思います。

「スマトラ島北部でとれるアラビカ種のコーヒーチェリーをスマトラ式で加工したコーヒー豆」

スマトラ式とは果肉をとってから途中まで乾燥させた状態で脱殻し、再度乾燥させるというユニークな加工方法です。詳細はコチラを参照ください。

スマトラ島 トバ湖

スマトラ島のトバ湖周辺はマンデリンの産地として名高い地区です。

【マンデリンの語源】

「スマトラ島なのにスマトラで無くマンデリン?」って思われるかもしれません。
これは地域名では無く、コーヒー栽培を始めた部族(マンデリン族)に因んでいると言われています。

なお、銘柄の規程は「マンデリンを名乗れる」ための条件を定めたものであって、名乗らなくても構いません。
スターバックスさんではスマトラという名称を採用していたと思います。海外では日本ほどマンデリンという名前は使われていないようです。

【香味の特徴】

当店ではフルシティローストで焙煎していますが、フルシティローストの中では、苦味とボディが比較的しっかりしてます。

また、土、木、草などにたとえられる独特のフレーバーが特徴です。土、木、草はさておきですが、誰でも他のコーヒーと区別できるぐらいの個性はあると思います。

スマトラ式というユニークな加工方法が個性を生み出します。

スマトラ式というユニークな加工方法が個性を生み出します。

【当店におけるマンデリン】

当店ではコーヒーにも旬の時期があると考えており、同じ国のコーヒーを一年続けて提供し続けるより、どんどんその時期に旬のコーヒーに入れ替えていきたいと思っています。
そんな中、マンデリンは一年を通して提供している定番商品になっています。これは、その独特な個性によるものです。

ミディアムローストからイタリアンローストまで6種類の焙煎度で分けていますが、焙煎度毎の違いは誰にでも判別できると思います。
一方、同じ焙煎度で産地の異なるコーヒー豆は判別しにくいこともあります。
でも、当店では、できれば、2種類飲んでどっちも同じに思えてしまうようなのは同時に置きたくないです。
そんな時に活躍してくれる助っ人外国人みたいな存在がマンデリンなんです。

今のラインナップにおいても、同じフルシティローストで焼いている東ティモールやエチオピアとの違いを感じていただけると思います。深煎りがお好きでしたら味わってみてください。